INTERVIEW 06
好きを信じて、
未知の世界へ
新卒入社 ・ パール素材部門

01
民藝品からジュエリーへ
自分の興味を信じた就職活動
大学では近代の日本思想と美学を専攻していて、特に関心を持っていたのが民藝品でした。なかでも、アイヌ民藝について研究していて、「なぜ民芸品は美しいとされているのか?」という問いを軸に、生活の中にある美や手仕事の価値について学んでいました。
就職活動では、自分が本当に興味を持てる業界に進みたいという気持ちが強くありました。もともとアクセサリーや宝飾品が好きだったこともあって、「好き」に素直になろうと決めました。
“好きなこと・関心のあることに関われるか”というのが、自分の就職の軸だったと思います。選んだ道の先にきっとやりがいがあるはずだと信じて、ジュエリー業界に飛び込みました。


02
貴金属にはない自然物ゆえの難しさ
入社してからは、パール部門に配属されました。正直、配属当初は真珠に詳しいわけではなく、ジュエリーに興味はあっても「真珠」という素材自体には未知な部分が多くありました。ですが、配属後すぐに様々な研修や展示会にも行かせてもらい、そこから少しずつ真珠の奥深さに触れていく日々が始まりました。
真珠って、想像以上に難しいんです。形、色、照り、巻き具合など評価のポイントが多く、それらがバランスよく整っているかを見極める必要があります。しかも自然由来のため、同じものはふたつと存在せず、リカットも基本的にできません。一粒一粒がとても繊細で貴重です。
今は、上司のアシスタントとして、真珠の仕入れや取引先様とのやりとりなどを担当しています。
真珠の世界に飛び込んでから、改めて素材としての奥深さや魅力を実感しています。周囲には、長年真珠を見続けてきたプロフェッショナルの方々がいて、その知識や選び方に学ぶことも多く、毎日が本当に新しい発見の連続です。


03
“まだ知らない”を知れることが楽しい
パール部門に配属されて一年目。まだまだわからないことも多いですが、真珠の世界に触れれば触れるほど、「もっと知りたい」という気持ちが強くなっています。
私はもともと、ひとつのことに深くのめり込むタイプなので、真珠という奥深い素材に向き合えるこの環境はとても刺激的です。
素材の卸売がメインの部署ですが、実際の業務では製造や加工に関する知識も必要になります。工場と本社が連携しているこの会社だからこそ、「どう作られているのか」が見えるのは大きな学びになっています。ものの背景や仕組みを理解したうえでお客様に届けることに、やりがいを感じています。
今はまだ、与えられた仕事を一つずつこなしている段階ですが、少しずつできることが増えるにつれ、仕事の面白さも深まっています。
だからこそ今は、日々の業務の中で経験を積み重ね、自分の可能性を広げていきたいと思っています。

