INTERVIEW 04
細部と向き合い、
信頼をかたちにする
新卒入社 ・ 製品開発課

01
手仕事への想いが人生の進路を決めた
もともと細かい仕事を見るのが好きで、九谷焼のような繊細な絵付けに魅力を感じていました。高校生の頃から工芸の世界に惹かれていて、長岡造形大学に進学。細かな表現に挑戦できる分野として彫金に出会い、学んでいくうちに自然とその道に進んでいました。
桑山と出会ったのは、大学時代に参加した1dayインターンがきっかけです。職人さんによる組み立てや石留めの作業を実際に見学させてもらい、ものづくりのリアルな現場の空気に触れたことが強く印象に残っています。学生の質問にも丁寧に応じてくださり、現場に誇りを持って働く人たちの姿と雰囲気の良さに惹かれました。「ここでなら、自分も成長できそうだ」と感じ、入社を決めました。


02
品質を守る、桑山のものづくりの要
現在は桑山の製品開発課で働いています。開発課の中でも私は、営業から上がってきた新製品の依頼を、実際に工場で作れるように落とし込む仕様書にまとめる仕事を担当しています。仕様書を一目見れば製品の内容を把握でき、必要な部品や材料もわかる。そんな精度の高い資料を作ることが求められます。
時には1日10件以上、月に300種類を超える製品を扱うこともありますが、それでも品質を落とすことはできません。1gが1万円以上する原材料を扱うジュエリーの世界では、ほんのわずかなズレも見逃せません。だからこそ、自分の目と手を信じて、一つひとつ丁寧に確認することを心がけています。


03
信頼される“一人前”を目指して
この仕事のやりがいは、自分自身の成長を日々感じられるところにあります。今はまだ先輩のフォローを受けながら進めている部分もありますが、近い将来は「一人でも安心して任せられるね」と言ってもらえるような存在になるのが目標です。
現場では一つひとつの判断が製品の仕上がりに直結するので、確認を怠らず、地道に積み上げていく力が求められます。たとえば、全長が1ミリ違うだけで、まったく別の製品になってしまうこともある。だから私は、何度も図面と仕様を見比べて、ミスを防ぐようにしています。「弛まぬ努力と継続が大事」という言葉は、自分の中で大切にしている指針です。桑山が掲げる“心と夢を輝きで結ぶ”という想いを、私は自分の仕事で少しずつ形にしていきたいと思っています。

