INTERVIEW 02

手作業と機械作業の融合で、
業界の最先端をつくる

新卒入社 ・ 生産技術課

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自動化技術が活きる
ジュエリー工場の現場

ビンテージのジュエリーが好きで、「自分の好きなものをつくっている会社」で働きたいと探していたときに、桑山に出会いました。学生時代は職業能力開発校で機械設計や機械加工など、いわゆる製造業の基礎を学んでいました。周囲は機械部品関連の業界に進む人が多かったのですが、私は「自分の設計したものをかたちにできる仕事がしたい」と思っていたので、ジュエリーのように“手作業と機械作業が融合した世界”に惹かれました。
 
桑山は、原材料の調達から出荷までを一貫して自社で行うメーカーです。だからこそ、私が学んできた自動化技術が活かせる場面が多くあると感じました。実際に入社してみると、「富山県内にこんなに大きなジュエリーメーカーがあったのか」と驚くほどで、設備も非常に充実しています。技術者として挑戦できるフィールドが広がっていて、日々やりがいを感じています。
 
手作業の繊細さと、機械の正確さ。その両方の良さを知っているからこそ、「この融合こそがものづくりの魅力だ」と、日々実感しています。

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ロボットに人の技術を教えるという挑戦

現在は生産技術の仕事として、2D・3DCADを使った図面制作や機械設計、工作機械の加工プログラムや画像処理プログラムなどを担当しています。その中でも特に印象に残っているのが、ジュエリー部品のひとつである「コの字製造」の自動化プロジェクトです。これまで人が手作業で行っていた繊細な工程を、ロボットに置き換えるという挑戦でした。
 
ロボットの設置からティーチングまでは基本的に私が担当し、電装設計は別のメンバーと協力して進めました。力加減や位置の微調整など、人なら自然にできることも、ロボットにやらせるとなると非常に難しい。5パターンほど設計してテストを繰り返し、確実にうまくいく方法を見つけていきました。
 
最終的には、綺麗に真ん中へパーツをはめ込む動作まで含めて自動化に成功。半年ほどかかりましたが、今ではこの工程はほとんど人の手を使わずに済むようになりました。

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「まだまだできることがある」
未来をつくる技術職

コの字製造の自動化に成功してからは、次に自動化できる工程がないか、現場の人とコミュニケーションをとりながら探す日々が続いています。桑山の現場には、まだまだ改善の余地があり、それが技術者としての大きなやりがいでもあります。私自身、電気分野や情報分野の知識はまだまだこれからだと感じていますが、AIなどの新しい技術の活用も視野に入れつつ、多面的な視点で会社に貢献していきたいと考えています。
 
学生時代には、対戦できるオセロロボットを一から自作した経験もあり、ロボットを動かす面白さや難しさの“原点”は、今も変わっていません。今ではそれを、実際の製造の中で活かせていることに、大きなやりがいを感じています。頼まれた仕事は断らず、勉強してでも応える姿勢を大切にしながら、イタリアの工場見学で刺激を受けた高水準のものづくりを目指し、進化を続ける生産技術チームの一員として、これからも挑戦を続けていきます。